全体講演は、ＮＰＯ法人子どもの権利条約総合研究所運営委員の平野裕二さんが「今こそ社会に学校に子どもの権利条約を」と題して講演をされました。「2023年４月１日に施行された『子ども基本法』、2022年12月に改訂された『生徒指導提要』、2023年12月22日に閣議決定された『こども大綱』のいずれにも、子どもの権利条約の一般原則などが盛り込まれたことは大きい。これらを活かして、今いる子どもたちが本来もっている力を引き出(エンパワーメント)し、将来にわたって幸せな状態(ウェルビーイング)にいられるようにとりくむことが重要である」と問題提起されました。また、分科では鹿児島高教組から子どもの権利条約を活かしたとりくみを報告し、参加者とともに学校のあり方について議論を深めました。